#吉方取り
シゴトも、シゴト以外も、パソコンに向かっている出不精のちゃんです。
わたしをデスクトップから引っぺがしてくれるキーワード、それは旅、いつか深夜放送で見たタイトルも憶えてねえATGのロードムービーのような旅がしてえ。ひとりたび、放浪、ドライブイン、ソロキャンプ、野営、ルンペン、いいねえ、いいねえ。すし食いねえ。装備をまとめてカートにぶちこむ。ハンモック、タープ、なべやかんガスコンロ煮炊きの道具類、パンツ類。
今回のわたしの宿泊先は、キャンプ場、勝浦というと海のイメージですがそこは緑が生い茂るやまのほう。雑木林のなかの、都市から逃れてきたキャンパーたちの憩いの木立ち。バンガローあり、電源付きのオートキャンプあり、大人数でパーテーBBQの需要にもこたえれるし、わたしのような行き当たりバッタリの裸の大将でもオッケーな気の利いた施設、に泊まります。厄介になります。ネットで予約しました。バッタリでもねえか。
わたしのモーターサイクルを紹介しましょう、ホンダクロスカブ110cc。熊本出身のもっこすバディとは、2年ほど前にコンビを組みました。めんどうを見てもらったのは、菊川にあるツイセン・モータースというバイク屋さんで、このお店ちょっと特殊なショップで、カスタムオーダーで探偵向け魔改造してくれます。ええ、ですから探偵です、探偵むけ。素人にはわかんねえだろうけど工藤ちゃん、わかってんのか。尾行に追跡、ハザードランプ、急発進急ブレーキ、工藤ちゃんよくわかりませんが、そういった改造を相談するとやっていただけるようです。何でそんなやバイク屋さんに縁があるのと尋ねられると、それは太郎さんっていうちょっと変わった探偵さんが居て… 長くなるのでこの話はまた何かの機会に。

荷物をリアキャリアに亀甲縛りに結わえ付け、すわカブにまたがり発進したのが、11時ぐらいでしたか、リアキャリアの荷物は結構な重量になってますので、気持ちを抑え、アクセル半開、トコトコと出発。今年は・・・雨はどこへやら、降らないが蒸し暑いという、この日もめっぱう気温が上昇し、上から下からジンワリ蒸し焼きになるような暑さでございました。出発時間しっぱい!
環七はまあまあ流れていましたが、臨海道路に入ってからは渋滞。出発から1時間で、気温とまぶしさで目がヤラレ、なんだかチカチカしてきて目の奥に差し込むような痛みが。果たして勝浦まで着けるのかしらという感じで、オーヴァーに聞こえるかもですが、目の前に停まっている大型トラックで先も見えず、引き返すのもやだし、熱中症になって死んじゃうかもだし、命の危険を感じていましたよ。しかし、これも旅のだいご味。コレコレ、このかけひき、これだよと勝浦へと向かいました。
ここで突然「気になった店ぜんぶ寄る」シリーズがはじまります。 前から気なっていたリサイクルショップ、なんだかゲスい看板色が、わたしの古物商だましいを惹きつけて止まない。おもわずハンドルを切りました。お宝を掘り出しちゃったらどうしよう。ギターなんかに出会っちゃったら、どうすんだ!とか思うものの自制がきかず入店。結果、収穫なし。クレーンゲーム4、アイドルグッズ3、ガンプラ3、のこりDVDや中古雑貨あれこれといった比率かな。食指全く動かず。それでも金曜平日昼間の時間帯から、チラホラ男性客が居るんですよね。こういうときお互い何やってる人なんだろう、っていう空気になるんです。ハイ。

どうにか到着しました。走行距離 約120Km ってとこか。15時ぐらい。ここがわたしのねじろ RECAMP 勝浦。昼間の月と、残っているアジサイが迎えてくれました。さあて、もうひとがんばりして、まずは寝床をこしらえるか。つづく。


コメント