
深夜の攻防、ヤン猫から食糧を守り抜いて夜が明けました。#吉方取り
喉がやけに渇くので、水をがぶがぶ飲む。熱中症気味かもしれん。
爪パンチされた指がむくんでいる。ヤン猫の姿はどこにも見えない。あいつめ・・・。
夜の脅威はヤン猫だけじゃなかった。いろんな虫に刺されたようで、体のあちこちがかゆい。夏のキャンプは、やっぱり虫が多かった。夜の間、ハンモックの下のグランドシートには大アリ、ハサミムシ、ゲジゲジ達がガサゴソ這い上がってきて、お祭りをやっていた。地べたで寝てたら、耳の巣に入ってきたかもしれん。ハンモック泊で本当に良かった。かゆみ止めクリームがないので口吸い式ポイズンリムーバーして粗塩をすりこんでかゆみを止めた。こういうときにも粗塩が役に立った。粗塩、マスト。
あまりよく眠れなかったし、ろくな状況じゃないけど、ぜんぜん平気で、むしろ楽しい。ルンペン最高。醍醐味、醍醐味、ははは。
さて次はどこへ吉方取りに行こうか、とスマホを開いた。
生年月日を入れて吉方位を調べられるそのサイト、スマホに表示された方位盤を見て、寝ぼけているかと思って、目をこすって画面を二度見した。
愕然、となった。
吉方位でつかう東西南北の方位盤、後天定位盤といって「東西南北がすべて逆」だということをご存じですか。
わたしは吉方位のいろはの「い」を間違っていた。
ようは吉方位とは真逆の方向に来てしまっていた。
なので、勝浦の方角は吉方位ではなく、この旅は吉方取りでも何でもねえことがわかった。
遠い目で空をながめる。
朝飯でも食うか。

朝食用に残しておいた牛とタマゴをスクランブルしたもの。
ロールパンとコーヒー。
サイトを撤収して、勝浦漁港にいってみた。
勝浦漁港は、朝から活気があって、潮の香りと、勝浦朝市に集まった人たちでにぎわっていて、静かなキャンプ場とは打って変わって生のエネルギーが満ちた場所で、露店では、地元の野菜や新鮮な魚介類、干物が並べられて、観光客が覗き込んでいる。
市場をひやかして、こんど勝浦にきたときは、釣りもしたいな。なんてことを考えながらバイクを流して、漁港で海をながめていると、聞き覚えのある声がして、友人と遭遇した。音楽仲間のTさんと記念撮影。

旅行先でばったり、っていうちょっと面白い出来事なんかも旅に色を添えまして、じゃあ気も済んだし帰ろうか、となり、さくっと帰りました。
というわけで吉方取りは失敗に終わりまして、勝浦の地で「天地返し」を経験しました。吉方取りビギナーあるあるなのかわかりませんが、次なる吉方取りは、今度こそ方角を間違えないように、入念に確認しよう。いや、もしかしたら、また何か面白い「天地返し」が待っているのかもしれない。どちらにしても、このバイク旅は、わたしにとってリセット&ゴーとなり、モチベーションを十分チャージしてくれたのであります。
なので、散々引っ張ったあげく、これら一連の吉方取り記事は、吉方取り記事でも何でもない、キャンプ話ということになります。タイトルに吉方取りバイク旅なんつって違うじゃんか。大変すいません。恥ずかしい。でもこれはこれで楽しい旅だったし、よき旅だった。それに次の吉方取りで二泊すれば問題なし、ですよね。
勝浦よ、ありがとう。また来るぜ。
はっ。
そのとき、勝浦の旅はどうなりますかとカードに聞いたときの、何とも言えない不穏な感じ、すべて繋がったように思った。そういう事だったのか・・・。

カップの6 逆▼ ヤン猫との不和
悪魔 逆▼ 天地返し
カップの8 正△ しかれども放浪
すごい・・・。面白い・・・。旅のダイジェストがすべて詰まっている。
アハハハハ、アハハハ、アハハ、アハ・・・・。
コメント
粗塩の使い方、今回は間違ってます(;^ ^A 痒かったんですね…
あ、そっか!一般的な地図と逆ですね。
見慣れた地図の画面上は北だけど、気学の方位盤では画面上が南。
3枚引きタロットアプリ やっぱりすごいですね。
愛用しています。
ちなみに、あいさんの記事にも登場する地名の勝浦。
ワタクシ、ずっと那智勝浦だと勘違いしていました。
バイクで紀州まで行ったのかと…
千葉県でしたか(;^_^A
聖なる粗塩をかゆみ止めとして使った罪で
来世は高菜になってしまうかもです。
勝浦市っていう、千葉の外房のほうです。
ずっと和歌山の勝浦だと思っていたんですね。
ユカエルさんにも天地返しが起きてしまった!
え!キチホーイじゃなかった・・・だと・・・!?
ザ・サーーーーーッッッ
あまりの状況にだいぶ勢いよく滑ったみたいですが、大丈夫ですか機長。
機長ーーーッ!